2014年03月15日

看護師


【第1回 上原春日の知っていそうで意外と知らない「看護の世界」】に参加してきた。

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僕自身入院もしたし,外来は毎月通っているし,母の入院時には,通常の病棟から緩和ケアへ移動し,余命を数えるほどになって,死後に備えてのあらかじめの準備(葬儀社の手配等々)もアドバイスしてもらったり等々で,看護師の方々には結構世話になったし,なっている。その面では,患者としての視点からしか,見ていなかった看護師の方々の話を看護師の方から伺うというのは,なかなか興味深い。

まず,知っているつもりだが,知らなかったのは,

女性だけの世界…

(という下世話な興味に,男性看護師は,2~30人に一人程度だが)ドクターも,技師も男性が多く,女子だけの世界とは思わない,との答えが,一番意外であった。

そういえば,ナースセンターには,男性看護師以外にも,医師がいたり,技師の方がいたり,と確かに男性が結構いたことを思い出す。

いまひとつ関心があったのは,

看護師の仕事のやりがい,

をどこに見つけるか,ということだ。これは,看護師だからといって,皆同じということはないので,この場合,上原さんのやりがいということになるが,

楽しいスイッチ

を見つけることだ,と言われた。いわば,看護師の仕事は,援助職であり,一般化すればサービス業になる。サービスの対象は,病棟だから,入院患者になる。彼ら彼女らが,どうすれば喜んでくれるか,あるいは別の言い方をすると,患者の求めていること(ニーズ),欲していることと,どうマッチするところを見つけるかが,「楽しいスイッチ」の意味することのようだ。

身体を洗うとか体を拭くとか,看護師側が,良かれと思っても,そう欲していないこともある,いや逆に嫌だと思っていることもある,患者のシチュエーションを見極め,その間合いというかタイミングを合わせることで,せっかくのサービスをサービスとして受け取ってもらえるようにする,という意図とも言える。

上原さん本人は,注射や採決のスキルアップそのものではやりがいが感じられず,サービス相手の喜びとリンクして初めて,それがやりがいになる,ということのようだ。もちろん,自分のスキルアップそのものにやりがいを感じている方も結構いるだろう。

僕の知っている範囲では,コーチングやカウンセリングやNLPを学んでいる中に,結構看護師さんがおられた。それは,あるいは,どうすれば,患者とのコミュニケーションや関わりをよりうまくできるかを考えて,勉強に参加されておられるのだろうから,ある意味,上原さんと同様,患者とのかかわりにやりがいの焦点を当てている方は多い気がしないでもない。

専門職の世界だけに,確かに特殊さはあるにしても,組織の中で起きることは,大体起きる。病院という組織の世界で起きていることも,僕は,それほど,他の企業や自治体組織の中で起きていることと変わらないとは思っている。

大きな病院になると,結構研修システムがしっかりしていると聞くし,看護協会も,ステージごとのスキルアップやリーダーシップ研修をしているように聞いているが,それでも,聞くところによると,中堅がごっそり中抜けになっているところが多いという話は,看護師の方から必ずうかがう。

それが,国家資格に守られてたいるので,キャリアアップの転職がしやすいからなの,激務のために転職していくきっかけになるのかは,はっきりわからないが,僕の知っている範囲で言うと,看護師の方々は,多く,まじめで,それだけに,仕事を抱え込む傾向がある。それが,自分を責め,人を責めるきっかけになる気がする。

ここからは,僕の勝手な妄想になるが,

抱え込むということは,ある面,何でも背負い込むという傾向になる。それは,真面目ともいえるし,視野が狭いともいえる。たとえば,何かがあると,個人に起因させる。自分だと,

自分で何とかしなくては,
自分が頑張れば,

と,言ってみると,自分の能力に起因させてしまう,ということだ。基本的に,個々の能力アップの問題は当たり前だし,それぞれの能力アップの,個人として,組織としての努力は必要だが,それは承知の上で,僕は,何でもかんでも,個人の能力に還元させてしまう志向には,賛成ではない。

人に頼むより自分がやった方がいい,
当てにならないなら自分て処理してしまおう,
自分ががんばれば何とか回る

といった意識は,そのまま個々の能力に還元する発想に転ずる。大なり小なり,他の組織でもあるが,看護師の世界は,専門職集団だけに,これが強い,という気がする。しかも,それを自分がかかえこんでいる,抱え込ませているとは,思っていないことが多い。

電子カルテなど,IT化で,フールプルーフの仕組みが進んだ様に見えるが,個人の仕事レベルで各自が,それも仕事のキーマンが,抱え込んでしまったら,そこが,仕組みの脚を引っ張るのではないか。

例えば,コミュニケーション能力だが,個々の能力(伝えるのが上手い下手,親しくなるのが上手い下手等々)の問題にしてしまうと,結局「あいつが悪い」で済ませてしまって,組織としての能力はいつまでたったも,ちっとも変わらない。

最低限,誰がやっても,業務で必要なことは,必ず伝わるし,伝わったかどうかが確認できる,

そういう仕組みやルールを作るだけで,どれだけ無駄な悩みから解放されるか,と僕は思う。

例えば,部下に何かを指示したが,一向報告がない,でやきもきして,あいつは,報連相がなっていない云々という。そうではなく,指示したことについて,その結果報告がないことは,やっていないとみなす,それだけのルールでいい。そのルールが両者でか,チームでか,確認ができていれば,忘れていようが,報告しそこなっていようが,できていないのと同じになる。

つまらぬ例だが,別にIT化が必要なのではない。簡単なルール,取決めレベルで十分なのだ。それを部署レベル,組織レベルまで広げるには,別の仕掛けがいるかもしれないが,簡単な決め事をするだけで,無駄な心労から解放されることはある。

大事なことは,個々の能力に還元しない発想なのである。どうすれば失敗やロスやミスを,少なくするような仕組みはできないか,というふうに考える,本来,フールプルーフやフェイルセーフは,そういう発想のはずである。

だから,中抜けがほとんどの病院で問題になっているとすると,業界全体として,どこかに問題があるのではないか,個々の事情や個々の病院の組織に起因させず,どうすれば,中抜きを減らせるのか,それは,

モチベーションの問題なのか
キャリアとしての看護師の職業としてのあり方に問題があるか,
処遇に問題があるのか,

等々,いずれにしても,僕は解決できない問題はないと思っている。問題は,解決像を,個人レベルにおいているか,看護師レベルにおいているか,病院レベルにおいているか,業界レベルにおいているか,社会レベルにおいているか,それによって動かすべき対象が違うし,ハードルがどんどん上がるには違いないが,要は本気で解決したいと思うかどうかだと思っている。。

さほど内情に通じているわけではないのに,話がずれてしまったか…!



今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm


posted by Toshi at 07:10| Comment(0) | トークライブ | 更新情報をチェックする