隠物・預物

藤木久志『城と隠物の戦国誌』を読む。 本書は,戦国時代,戦国武将目線ではない,その惨状を暴いてきた著者の連作の一つである。本書のテーマは, 「人びとは,どうやって家族を守り,家財を守ったか」 に焦点を当てる。先ず,身を守る手段としての, 戦国の城, の,村人の避難所として, 地域の危機管理センター, としての役割である。いまひとつは, …

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