「某」と書いて, それがし, なにがし, くれ, と訓ませる。「其」(漢音ボウ,呉音ム・モ)の字は, 「会意。『木+甘(口の中に含む)』で,梅の本字。なにがしの意味に用いるのは当て字で,明確でない意を含む」 とあり, 「人・物・時・所など,はっきりわからないときにもちいることば,また,わかっていても,わざとぼかすときに用いることば」 で,まさに,なにが…

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