なく

「なく」は, 泣く, 鳴く, 啼く, と当てる。 「ネ(音)の古形ナを活用させた語か」 とある(『広辞苑第5版』『岩波古語辞典』)。 「人間が声を立てて涙を流す」意では, 泣く, を当て(『大言海』は,哭,ともする),「鳥・獣・虫などが声を立てる」意は, 鳴く, と当てる(『岩波古語辞典』)。「啼く」については,他は触れないが,『大言…

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