から
「から」は,
うから,
やから,
ともがら,
はらから,
の「から」で,
族,
柄,
とあてる。『岩波古語辞典』には,
「満州語・蒙古語のkala,xala(族)と同系の語。上代では『はらから』『やから』など複合した例が多いが,血筋・素性という意味から発して,抽象てきん出発点・成行き・原因などの意味にまで広がって用いられる。助詞カラもこの語の転」
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか