羽二重
「羽二重」は、
経糸(たていと)に生糸、緯(ぬきいと)に濡らした生糸を織り込んだ、緻密で肌触り良く光沢のある平組織の上質な白生地、
をいう(広辞苑)が、それを、
地合いを引き締め光沢を出すために、よこ糸を水で湿らせて柔らかくする「湿緯(しめよこ)」という羽二重独特の製織法、
という(テキスタイル用語辞典)。
非常に柔らかく、握ったり結んだりすると、キュッキュッと…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか