遊び心

鳥山石燕『画図百鬼夜行全画集』を観る。 江戸時代、妖怪、幽霊は総称して、「もののけ」と言われたが、もはや恐れおののく対象ではなく、娯楽の対象と化した。その象徴の一つが、鳥山石燕の、 画図百鬼夜行、 である。好評を博したため、 今昔画図続百鬼、 今昔百鬼拾遺、 百器徒然袋、 と続編が刊行された。本書は、それを一冊にまとめている。 鳥山石燕は、正徳…

続きを読む