切問而近思
朱熹・呂祖謙編(湯浅幸孫訳注)『近思録』を読む。
本書は、朱熹と呂祖謙が、周濂渓、張横渠、程明道、程伊川の著作から編纂し、
その大体に関し、日用に切なるもの、
を採り、四子の入門書としたものであり、朱子学の入門書でもある。
卑近な日常の実践道徳から、高遠な自然存在学に到るまで、四子の梗概はほぼこの書に尽くされている、
といい(編者「まえがき」)、日本では…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか