切問而近思

朱熹・呂祖謙編(湯浅幸孫訳注)『近思録』を読む。 本書は、朱熹と呂祖謙が、周濂渓、張横渠、程明道、程伊川の著作から編纂し、 その大体に関し、日用に切なるもの、 を採り、四子の入門書としたものであり、朱子学の入門書でもある。 卑近な日常の実践道徳から、高遠な自然存在学に到るまで、四子の梗概はほぼこの書に尽くされている、 といい(編者「まえがき」)、日本では…

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