吸口
「吸口(すいくち)」は、
煙管の吸口、
とか
たばこの吸口、
など、口に当たる部分を指す(広辞苑)が、ここでは、
吸物に浮かべて芳香を添えるつま、
の意(仝上)、である。
ゆず、木の芽、蕗の薹、
等々を指す(仝上・大言海)。香りを添え、味をしめるために、
季節のものをそえる、
とあり、
ショウガ、カラシ、ウメ、ミョウガ、ワサビ、ネギ、…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか