かいこ

「かいこ」は、 蚕(蠶)、 と当てる。古くは、 こ(蚕)、 といった。平安末期の『字類抄』に、 蠶、コ、 とある。万葉集には、 垂乳根(たらちね)の母が飼(か)ふ蠶(こ)の繭(まよ)隠(ごも)りいぶせくもあるか妹(いも)に逢はずして、 と(大言海は「飼」に「養」を当てる)、 飼(か)ふ蠶、 とあり、また、 なかなかに人とあらず…

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