たく
「たく」は、
炊く、
焚く、
と当てるが、「炊」は、
かしぐ、
とも訓ませる。「かしぐ」は、
爨ぐ、
とも当てる。室町時代までは、
かしく、
と清音で、室町末期の『日葡辞書』も、
ヒャウラウ(兵糧)モナウテメシヲモカシカヌウチニ、
と、声音である。
カシグ、
と濁音になったのは、江戸時代以降とされる(明解古語辞典)。
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか