さすが

「さすが」は、 流石、 石流、 遉、 等々と当て字するが、中世の当て字(岩波古語辞典)で、和訓栞に、 世に、流石の字を、さすがと云ふ辞に用たり。流石は、晋の孫楚の故事に因れり、さすがによく牽合せりと云へり、 とあり(大言海)、晋書孫楚伝の、 漱石枕流(石に漱ぎ流れに枕す)、 の、 石に枕し流れに漱ぐというべきところを、「石に漱ぎ流れに枕す」と言い…

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