惣国一揆
和田裕弘『天正伊賀の乱―信長を本気にさせた伊賀衆の意地』を読む
「天正伊賀の乱」と呼ばれるものは、
天正七年(1579)年九月、北畠信雄が父信長に無断で伊賀に侵攻して大敗した第一次、
と、
天正九年(1581)年九月、信雄を総大将に、四方から大軍を侵攻させ、伊賀を焦土と化した第二次、
と、
天正十年(1582)年六月、本能寺の変に乗じて伊賀党の残党…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか