旅と網目
ロラン・バルト『旧修辞学』を読む。
本書は、「修辞学」の歴史に当たる、
旅、
と、
その分類にあたる、
網目、
とからなる。著者は、
古典時代の「修辞学」について、年代記的、体系的な見通しを与えてくれるような本か教科書があったら、
この著作は必要ではなかった、と述べている。それは、
まだ存在しないテクスト、
つまり、いままだ…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか