列島のカミ

佐藤弘夫『日本人と神』を読む。 本書は、 日本列島における聖なるものの発見と変貌、 という問題意識から、従来の「神仏習合」などといったような、 「日本列島の宗教現象を説明するためにしばしば用いられてきたこれらの視座や概念の有効性を改めて問い直す」 と同時に、 「『土着の』『固有の』という形容詞で語られてきた日本の神についても、その常識を根底から揺さ…

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