もがり

「もがり」は、 殯、 と当てる(広辞苑)。 あらき(殯・荒城)、 ともいう。日本古代の葬制で、 喪屋を造りて殯し哭く(神代紀)、 大君の命畏み大殯(あらき)の時にはあらねど雲隠ります(万葉集)、 と、 貴人の本葬をする前に、棺に死体を納めて仮にまつること、またその場所、 の意である。古代皇室の葬送儀礼では、 陵墓ができるまで続けられ、そ…

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