国衆真田氏のサバイバル

丸島和洋『真田四代と信繁』を読む。 本書の扱う「真田家」は、戦国大名・武田家に属した小さな「国衆(くにしゅう)」(在地領主)から出発した。本書では、 幸綱―信綱―昌幸―信之 の真田四代を追う。その意図を、「はじめに」で、 「真田家は、信繁の祖父幸綱の代に武田家に属した国衆であった。ところが、武田家が織田信長に滅ぼされてしまったため、信繁の父昌幸は真田家を保護してく…

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