国衆真田氏のサバイバル
丸島和洋『真田四代と信繁』を読む。
本書の扱う「真田家」は、戦国大名・武田家に属した小さな「国衆(くにしゅう)」(在地領主)から出発した。本書では、
幸綱―信綱―昌幸―信之
の真田四代を追う。その意図を、「はじめに」で、
「真田家は、信繁の祖父幸綱の代に武田家に属した国衆であった。ところが、武田家が織田信長に滅ぼされてしまったため、信繁の父昌幸は真田家を保護してく…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか