幕府再興の夢
鈴木由美『中先代の乱―北条時行、鎌倉幕府再興の夢』を読む。
「中先代(なかせんだい)」とは、
北条氏を「先代」、
足利氏を「当御代(とうみだい)」、
と呼び、
「その中間にあたる時行を『中先代』と称したと考えられる」
とされる。「時行(ときゆき・ときつら)」とは、最後の執権、
北条高時、
の次男である。
正慶(しょうきょう)二年(元弘…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか