詞と辞
三浦つとむ『日本語はどういう言語か』読む。
著者は、冒頭で、四つの設問をし、本書全体への問題意識としている。
第一は、絵画や写真は客体的表現と主体的表現という対立した二つの表現の切り離すことのできない統一体としてあるが、言語はこの二種類の表現はどういう形をとって現れているか。
第二は、絵画で表現するのに、写生的な立場と地図的な立場(鳥瞰)とがあるが、言語ではこのような立場の…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか