うどんげ

大村由己の「惟任退治記」のラストに、 偈に曰く 四十九の夢一場、威名什麽(なんま)の存亡とか説かん 請ふ看よ火裡(かり)烏曇鉢(うどんばち)、吹作(すいさく)す梅花遍界香(こうば)し、 とある。「烏曇鉢(うどんばち)」とあるのは、 優曇鉢、 のことで、 梵語のउडुम्बर(ウドゥンバラ uumbara)音写で、 優曇婆羅、 烏曇跋羅、 優曇鉢華、…

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