苛斂誅求
児玉幸多『近世農民生活史』読む。
本書は、当初、
江戸時代の農民生活、
であったが、再刊にあたって、書肆が変わり、「近世農民生活史」となったものだ。歴史的経緯よりは、江戸時代を通して、一貫した、幕藩体制下での農民生活を、
租税制制、
行政制度、
農民の統制、
と、
「農民が働くのは自分自身のためではない。それが封建時代の特徴であった。農民は領主…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか