あごえ

「あごえ」は、 けずめ(蹴爪)、 の古名である。ただ、 あごえ(岩波古語辞典・広辞苑)、 あこえ(大言海)、 と、訓みに清濁の差がある。 大(おほ)きなる雄鶏を以て、呼びて己が鶏と為て、鈴、金の距(アコエ)を着けて、競ひて闘は令む(雄略紀)、 と、 距、 と当てる(広辞苑)。奈良時代末の成立の『八十巻華厳経音義』(新訳華厳経音義私記)には、 …

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