あごえ
「あごえ」は、
けずめ(蹴爪)、
の古名である。ただ、
あごえ(岩波古語辞典・広辞苑)、
あこえ(大言海)、
と、訓みに清濁の差がある。
大(おほ)きなる雄鶏を以て、呼びて己が鶏と為て、鈴、金の距(アコエ)を着けて、競ひて闘は令む(雄略紀)、
と、
距、
と当てる(広辞苑)。奈良時代末の成立の『八十巻華厳経音義』(新訳華厳経音義私記)には、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか