たをやか

「たを(お)やか」は、 嫋やか、 と当てる(広辞苑)。 萩、いと色ふかう枝たをやかに咲きたるが(枕草子) と、 重みでしなっているさま、 たわんでいるさま、 の意で(岩波古語辞典)、そこから、それをメタファに、 衣(きぬ)のこちたく厚ければたをやかなるけもなし(栄花物語)、 この女の舞ふすがた、たをやかにして(中華若木詩抄)、 などと、 …

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