北ぐ
「北(に)ぐ」は、
北(に)げる、
だが、「北」を当てる時は、
越の兵、勝(かつ)に乗って、北(に)ぐるを追ふこと十余里(太平記)、
と、
敗北する、
敗走する、
後退する、
意で用いる(広辞苑)。これは、「北」(ホク)の字が、
会意。左と右の両人が、背を向けて背いたさまを示すもので、背を向けてそむくの意。また、背を向けて逃げる、背を向ける寒い方…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか