北ぐ

「北(に)ぐ」は、 北(に)げる、 だが、「北」を当てる時は、 越の兵、勝(かつ)に乗って、北(に)ぐるを追ふこと十余里(太平記)、 と、 敗北する、 敗走する、 後退する、 意で用いる(広辞苑)。これは、「北」(ホク)の字が、 会意。左と右の両人が、背を向けて背いたさまを示すもので、背を向けてそむくの意。また、背を向けて逃げる、背を向ける寒い方…

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