鷸蚌之争

「鷸蚌之争」(いっぽうのあらそい)は、 鷸蚌相挿む、 とも言い(日本大百科全書)、 鷸蚌相挟んで、烏その弊(つい)えに乗る(太平記)、 名越尾張守高家(鎌倉幕府の総大将)、戦場に於て命を墜(お)としし後、(尊氏は)始めて義卒(官軍)に与して、丹州に軍(いくさ)す。天誅命を革(あらた)むるの日、兀(たちまち)鷸蚌の弊えに乗じて、快く狼狽が行を為す(仝上)、 と、 …

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