なま
生兵法、
と使う、接頭語の「なま」は、
これも今は昔、有る人のもとに、なま女房のありけるが(宇治拾遺物語)、
と、
新参の女房、
の意で使ったり(中島悦次校注『宇治拾遺物語』)、
今はむかし、人のもとに宮づかへしてあるなま侍ありけり(仝上)、
と、
若侍の、
意で使ったりと、
未熟、不完全、いい加減、の意、それらの状態に対して好感を…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか