藪に眴(めくは)す
「藪に眴(めくは)す」は、
佐渡判官入道道誉、これを聞きて、すはや、悪(にく)しと思ひつる相模守(細川清氏)が過失は、一つ出で来にけるとは、と独り咲(え)みして、藪に眴(めくは)し居たる処に(太平記)、
とあり、
蔭でめくばせする、事が秘密であることを示す、
と、注記される(兵藤裕己校注『太平記』)が、
藪の方に向かってめくばせする、
意味で、
よそ…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか