野干
「野干(やかん)」は、
射干、
とも当て(広辞苑)、日本では、
女、……成野干……随夫語而來寐、故名為也(霊異記)、
とあるように、狐の正体がばれたときに夫から、
「来つ寝」(きつね)、
と言われたため、
岐都禰(キツネ)、
という名になったとする説話があり、
汝、前世に野干の身を受けて(今昔物語)
などと、
狐の異称、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか