敗軍の将は以て勇を言るべからず
越王げにもとや思はれけん、敗軍の将は二度(ふたたび)謀らず、と云へり(太平記)、
にある、
敗軍の将は二度謀らず、
は通常、
敗軍の将は兵を語らず、
などとも言うが、
敗軍の将は以て勇を言(かた)るべからず、
が正確、出典は史記、
廣武君辭曰、臣聞、敗軍之將、不可以言勇、亡國之大夫、不可以圖存、今臣敗亡之虜、何足以大事乎(淮陰侯傳)、
に…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか