敗軍の将は以て勇を言るべからず

越王げにもとや思はれけん、敗軍の将は二度(ふたたび)謀らず、と云へり(太平記)、 にある、 敗軍の将は二度謀らず、 は通常、 敗軍の将は兵を語らず、 などとも言うが、 敗軍の将は以て勇を言(かた)るべからず、 が正確、出典は史記、 廣武君辭曰、臣聞、敗軍之將、不可以言勇、亡國之大夫、不可以圖存、今臣敗亡之虜、何足以大事乎(淮陰侯傳)、 に…

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