はためく

雷光行く先にひらめいて、雷(いかずち)上に鳴り霆(はた)めく(太平記)、 の、 鳴り霆めく、 は、 鳴りとどろく、 意である(兵藤裕己校注『太平記』)。 「はためく」に、 霆、 を当てる例は少ないが、「霆」には、 いなずま、 いなびかり、 とどろく、 の意があるし、 鳴動、 と当てる(大言海)場合もあるので、外れてい…

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