はためく
雷光行く先にひらめいて、雷(いかずち)上に鳴り霆(はた)めく(太平記)、
の、
鳴り霆めく、
は、
鳴りとどろく、
意である(兵藤裕己校注『太平記』)。
「はためく」に、
霆、
を当てる例は少ないが、「霆」には、
いなずま、
いなびかり、
とどろく、
の意があるし、
鳴動、
と当てる(大言海)場合もあるので、外れてい…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか