ただむき

われに勝(まさ)りたる忠の者あらじと、臂(ただむき)を振るふ輩(ともがら)多き中に(太平記)、 と、 臂(ただむき)を振るふ、 とあるのは、 腕を揮う、 の、 手腕を発揮する、 とちょっと重なる、 威勢をふるう、 という意味になり(兵藤裕己校注『太平記』)、「ただむき」は、和名類聚抄(平安中期)に、 腕、太々無岐(ただむき)、一云宇…

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