あやめも知らぬ

あやめも知らぬわざは、いかでかあるべきと思ひながら、いわんかたなく(太平記)、 にある、 あやめも知らぬ、 は、 物事の分別もつかない振舞い、 と注記があり(兵藤裕己校注『太平記』)、 郭公(ほととぎす)鳴くやさつきのあやめ草あやめ知らぬ戀もするかな(古今和歌集)、 の用例が引かれているが、 あやめ(文目)もわかぬ(ず)、 あやめもつかぬ、 …

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