曲水の宴
三月には、三日の御燈(帝が北斗七星に燈明を捧げる儀)、曲水(ごくすい)の宴、薬師寺の最勝会(さいしょうえ)、石清水の臨時の祭、東大寺の授戒(太平記)、
とある、
曲水の宴、
は、
詩歌を詠む遊宴、
と注記がある(兵藤裕己校注『太平記』)。「曲水の宴」は、
きょくすいのうたげ(えん)、
ごくすいのうたげ(えん)、
とも訓ませ、
曲水流觴(きょく…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか