会笏

ただ、めでたき歌どもにて候へと、会笏せぬ人はなかりけり(太平記)、 敵の村立(むらだ)つたる中へ、会笏もなく懸け入らんとす(仝上)、 其時此老僧、会釈して(仝上)、 などとある、 会笏、 は、 会釈、 の当て字、最初の「会笏」は、 お世辞、 の意、 次の「会笏」は、 名乗り、 の意とある(兵藤裕己校注『太平記』)。最後の「会釈」…

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