輪宝

この時、虚空より輪宝(りんぽう)下り、剣戟(剣と鉾)降って、修羅の輩(ともがら)を分々(つだつだ)に裂き切ると見えたり(太平記)、 にある、 輪宝、 は、 りんぼう、 とも訓み(広辞苑・精選版日本国語大辞典)、 聖天子の転輪聖王(てんりんじょうおう)が持つ宝器、これが自転して王を先導して四方を征服・教化する、 とある(兵藤裕己校注『太平記』)。 …

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