大樹
大樹(たいじゅ)の位に居して、武備の守りを全くせん事は、げにも朝家(ちょうか)のために、人の嘲りを忘れたるに似たり(太平記)、
兄弟一時(いっし)に相並んで大樹の武将に備はる事、古今(こきん)未だその例を聞かず(仝上)、
などとある、
大樹、
は、
大樹将軍の略、
征夷大将軍の異称、
とある(兵藤裕己校注『太平記』)。「大樹」は、文字通り、
大きな樹、…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか