龍鱗を攀じて鳳翼に附す

旧功の輩(ともがら)を招き集められけるに、龍鱗に付いて鳳翼を攀(よ)ぢ、宿望を達せばやと(太平記)、 にある、 龍鱗に付いて鳳翼を攀ぢ、 は、普通、 竜鱗に攀じて鳳翼に附す、 という。 天下士大夫、捐親戚棄土壌、従大王於矢石之閒者、其計固望其攀龍鱗、附鳳翼、以成其所志耳(後漢書・光武紀)、 に依る、 竜のうろこにつかまり、鳳凰の翼につき従う、 …

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