兵革
今、兵革(ひょうがく)の後、世未だ安からず、国弊(つい)え、民苦しみて(太平記)、
とある。
兵革、
は、
ひょうかく、
へいがく、
へいかく、
などと訓ませ、
「兵」は槍・刀などの武器、「革」は甲冑(かっちゅう)などの武具の意、
で、
人数きたり、兵革(ひょうかく)を帯して大蛇を退治す(奇異雑談集)、
と、
いくさの道具の総称…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか