囊沙背水の謀
囊沙(のうしゃ)背水の謀(はかりごと)、一たび成って、大いに敵を破ることを得たり(太平記)、
これを名づけて、韓信が囊沙背水の謀と申すなり(仝上)、
とある、
囊沙背水の謀、
とは、何れも韓信の試みた兵法、
囊沙の計、
背水の陣、
のことである。「囊沙の計」は、
囊沙之計、
とも表記する四字熟語になっている(字源)が、「囊沙」とは、
土嚢、…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか