やませ

勝ち負けの弓のやませに散花をまとゐの外の人も見よかし(「弁乳母集(11世紀)」)、 とある、 「やませ」は、 山背、 と当て、 山風の名、近江にていふ(「俚言集覧(1797頃)」)、 山背風の略(広辞苑)、 山の背より吹けば云ふ(大言海)、 山を越えて吹き下ろす風(日本の言葉=山本健吉)、 山から吹く風・山の風の義(風位考=柳田國男)、 など、 …

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