空がらくる

剰(あまつさ)へかやうの空(そら)がらくる者ども、夜ごとに京、白河を回(めぐ)りて(太平記)、 とある、 空がらくる、 は、 みだりに武器をあやつりもてあそぶ、 意とある(兵藤裕己校注『太平記』)。 空がらくるは、からくる(あやつる)に、むやみにの意の接頭語「そら」のついた語、 となる(仝上)。 空からぐる、 は、当然、 空からくる…

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