くちなわ
此虵(くちなは)ものぼりて、かたはらにわだかまりふしたれど(宇治拾遺物語)、
にある、
くちなは、
は、
蛇の異名、
とされる(広辞苑)。「虵」は、「蛇」の俗字である(字源)。「くちなわ」は、
朽縄に似ているから(広辞苑)、
身、縄の如くにして、口ある意ならむ、くちばみ(蝮)のクチも、口なり、今、紐の端に、小さき輪をつけたるものを、蛇口といふ(大言海)、…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか