言語化の限界
ウィトゲンシュタイン(野矢茂樹訳)『論理哲学論考』を読む。
本書について、ウィトゲンシュタインは、
「ここに表されている思想ないしそれに類似した思想をすでに自ら考えたことのある人だけに理解されるだろう。」
と書く。その意味では門外漢には、分からないことだらけなのもやむを得まい。
かなり前、本書と『哲学探究』を読んだとき、うろ覚えだが、
ひとはもっている言…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか