にいなめ

「にいなめ(にひなめ)」は、 新嘗、 とあて、 にひなへの転、 とあり(岩波古語辞典・広辞苑)、 新饗(にひのあへ)の約轉、口に嘗(な)むる意と紛ふべからず、嘗(シャウ)は、支那の秋祭りの名なるを借りれるなり、 ともある(大言海)。中国最古の字書『爾雅(じが)』(秦・漢初頃)釋天篇に、 春祭曰祠(シ)、夏祭曰礿(ヤク)、秋祭曰嘗(シャウ)、冬祭曰蒸(…

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