非時
南の京の永超僧は、魚なきかぎりは、時・非時もすべてくはざりけり(宇治拾遺物語)
道心、社僧となりて、……糧料など乏しくて、……心ざし有る人にたよりて、斎(とき)・非時を乞い侍る(曽呂利物語)、
などとある、
時(とき)、
は、
斎(とき)、
で、
仏家で、午前中に取る食事、午後は食しないと戒律で定めている、
とあり(広辞苑)、
斎食(さいじき…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか