つとめて
みづからは、渡りたまはむこと明日とての、まだつとめておはしたり(源氏物語)、
の、
つとめて、
は、名詞で、
早朝、
の意であり、また、
つとめて少し寝過ぐしたまひて、日さし出づる程に出でたまふ(源氏物語)、
つとめて、さても昨日いみじくしたる物かなといひて、いざまたおしよせんといひて(宇治拾遺物語)、
と、
(前夜、事のあった)その翌朝、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか