無下

無下(むげ)に候し時も、御あと(御あとべ 御床の傍)にふせさせおはしまして、夜中暁、大つぼ(大坪 便器)まゐらせなどし候しその時は(宇治拾遺物語)、 にある、 無下(むげ)に候し時、 は、 病気のひどかった時、 とある(中島悦次校注『宇治拾遺物語』)。この 無下、 は、 無気、 とも当てる(日本語源大辞典)、平安末期『色葉字類抄』に、 …

続きを読む