おほらか
飯(いひ)・酒・くだ物どもなどおほらかにしてたべ(宇治拾遺物語)、
我も、子供にも、もろともに食はせんとて、おほらかにて食ふに(仝上)、
などの、
おほらか、
は、
たっぷりと、
の意である(中島悦次校注『宇治拾遺物語』)。
大から、
多らか、
と当て、
分量の多いさま、
たっぷり、
の意で、
「おほし」+接尾辞「らか」、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか