かせぎ

身の色は五色にて、角の色は白き鹿(しか)一(ひとつ)ありけり。深き山にのみ住て人に知られず、……また烏あり、此かせきを友として過ごす(宇治拾遺物語)、 の、 かせき、 は、 鹿の異名、 とある(中島悦次校注『宇治拾遺物語』)が、 越国白き鹿(カセキ)一頭(ひとつ)を献れり(「日本書紀(720)」推古紀)、 一箇蒜(ひとつのひる)を白きかせぎに弾きかけ給ふ…

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