すまふ

せめののしりければ、あらがひて、せじと、すまひ給ひけれど(宇治拾遺物語)、 にある、 すまふ、 は、 争ふ、 抗ふ、 拒ふ、 などと当て、 相手の働きかけを力で拒否する意、 で(岩波古語辞典)、 人の子なれば、まだ心いきほひなかりければ、とどむるいきほひなし。女もいやしければ、すまふ力なし(伊勢物語)、 と、 争ふ、 負けじと…

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